概要

3000系電車は稲田市交通局が所有する地下鉄車両である。南北線開業に合わせて1987年に登場した。6両編成で20mの車体に4箇所1・3mの両開き扉が設置されている。

車体

車体はステンレス製で車体裾には黄色の帯が巻かれている。前面は高運転台のため窓は小さく非常用の貫通扉が中央に設けられている。貫通扉の上部には電動巻き取り式の方向幕が設置されていた。行き先表示機の左右の端にライトが設置されている。

車内

車内はグレーを基調とした内装となっており座席はロングシートでモケットは黄色となっている。扉はステンレス無塗装仕上げになっていた。

性能

制御方式は電機子チョッパ方式で1C4Mだった。

更新工事

登場から23年が経った2010年にリニューアル工事が行われた。更新内容は以下の通りである。

方向幕をフルカラーLEDに変更。
扉を化粧板仕上げに変更。合わせてドアチャイムを追加。
壁紙を明るい白色に変更。
座席をバケットシートに変更。
各扉上にLCDによる液晶ディスプレイを設置。表示内容は次駅の案内・扉の向き・乗車マナー啓発等。
制御方式を2レベルIGBTのVVVFインバータ制御(1C2M制御)に変更。

これらの一連の工事は2010年から2013年にかけて行われた。

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ク3000 モ3100 モ3200 モ3300 モ3400 ク3500

車体 ステンレス
室内 ロングシート
制御方式 VVVFインバータ制御
素子 2レベルIGBT 1C2M
歯車比 7.31
起動加速度 3・3km/h/s
減速度 3・5km/h/s(常用最大)
非常 4・0km/h/s
最高速度 70km/h
設計最高速度 80km/h
制作会社 東急車輛

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